英語巡り

lead a charmed life の意味と使い方

lead a charmed life というイディオムがあります。なじみのある単語ばかりなので、何となく意味もわかるような気もしますが、せっかくなので細かく見ていきたいと思います。

charmed の意味

まずは charmed の意味を見ていきましょう。

charmed は charm に ed がついたものですね。

charm は、カタカナで書けば「チャーム」。なじみのある言葉ですよね。

日本語でも「チャーム」と言う言葉、使いますよね。意味がわかったようなわからないような感じですが。

「チャーミング」は言いますね。「可愛らしい」ということです。英語で書けば charming です。charm に ing がついて形容詞になったパターンですね。

あと、小さい飾りのことをチャームと言いますよね。細かい定義はわかりませんが、ブレスレットとかに付いたおまけみたいなものをチャームと言いますよね。

で、英語の charm なんですが、「魅力」とか「魔力」といった意味です。

それから、「幸運をもたらすと信じられているもの」、あるいは「魔除け」を charm と言います。小さな飾りをチャームと言うのはここからきているんですね。

ちなみに、チャームポイント という言葉がありますが、これは和製英語です。英語では charm point とは言いません。

で、charm を動詞として使うと、「人を魅了する」「魔法をかける」といった意味になります。

charmed は、動詞 charm に受け身の ed がついて、形容詞になったパターンですから、「人を魅了する」「魔法をかける」を受け身にして、「魅せられた」とか「魔法をかけられた」という意味になります。

charmed life の意味

charmed の意味が分かったところで、次に、life ですけれども、「命」とか「人生」とか「生活」といった意味ですよね。

つまり、charmed life で、「魔法をかけられた人生、あるいは、生活」、ということですね。

どういうことかというと、「魔法によって守られた人生、生活」。

さらに言うと、「幸運に恵まれた人生、あるいは生活」、といった意味になります。

lead a charmed life の意味

で、lead なんですが、「率いる」とか「導く」といった意味のほかに、「(生活を)送る」といった意味があります。

I led a happy life as a child.
「私は子供時代、幸せな生活を送った」

といった感じですね。ちなみに、lead の過去形は led、過去分詞も led です。

で、happy life の代わりに、charmed life にすると、

I led a charmed life as a child.
「私は子供時代、幸運に恵まれていた」

といった感じになります。

訳の上では、「幸運に恵まれた生活を送った」→「幸運に恵まれていた」でいいかと思います。

ちなみに、lead を have あるいは bear に置き換えても、同じ意味になります。

I had a charmed life as a child.
(have の過去形は had、過去分詞も had です)

I bore a charmed life as a child.
(bear の過去形は bore、過去分詞は born です)

です。

まとめ

lead a charmed life を見てきました。

私も charmed life をできれば送りたいと思っているんですが、自分の人生の中で charmed life のかけらも感じたことはないので、たぶん、そういうものとは無縁なんでしょうね。

地道に生きていくしかないんでしょうかね。

仕方ないですね。

と、寂しい気持ちになったところで、終わりたいと思います。さようなら。