ドッジボール(dodge ball)のドッジの意味
ドッジボール、小学生の時によくやりましたね。私は正直あまり好きではなかったのですが、というのも、怖いでしょ。
だって、ボールをぶつけられるんですよ。怖いでしょ。バスケットボールやバレーボールもボールがぶつかることはありますけど、たまたまですからね。それが目的ではないですから。点を入れるのが目的ですから。
でも、ドッジボールはぶつけるのが目的ですからね。怖いですよ。だから、中学生になってドッジボールがなくなったのは嬉しかったですね。中学生になってよかった数少ないことの一つでした。
まあ、そんなことはどうでもいいんですが、ところで、このドッジボールのドッジってどういう意味でしょう、というのを今日は勉強しましょう。
ドッジボールは英語で、
dodge ball
と書きます。
で、この dodge、動詞としては、相手から殴られたり捕まったりしないように「よける」、「身をかわす」という意味で使います。
I dodged the ball.
「私はボールをよけた」
I dodged his punch.
「私は彼のパンチをかわした」
それから、「よける」や「かわす」を比喩的に使うこともできます。この場合、「だまして」というニュアンスが含まれる場合が多い点に注意してください。例えば、
He tried to dodge paying his taxes.
「彼は税金をごまかそうとした」
Don't dodge the question!
「質問をはぐらかすな!」
という感じで使います。「よける」や「さける」に「だます」というニュアンスを加えると、「ごまかす」とか「はぐらかす」といった訳になりますね。
あと、dodge は「よけること」、「避けること」、「ごまかし」といった意味で名詞としても使えるのですが、tax dodge で「脱税」、tax dodger で「脱税者」という意味になりますので、合わせて覚えるといいかと思います。
以上、dodge の解説でした。