英語巡り

blanket statement の意味

blanket statement という表現があります。なかなか面白い表現ですよね。なので、今日は blanket statement の意味を解説したいと思います。

blanket はブランケットです。寒いと掛けるあれです。日本語だと「毛布」ですね。

statement は「声明」とか「発言」とか、そういうことです。公に自分の意見を述べることです。

なので、blanket と statement をあわせると「毛布発言」ですかね。わけがわからないですね。

結局どういうことかというと、例えば、

「男の人ってみんな黒髪の女性が好きだよね」

とか、

「女の人ってみんなイベントごとが好きだよね」

とか言う人いるじゃないですか。決めつけというんですかね。

「そういう人もいるだろうけど、みんながみんなそうじゃないでしょ」

という意見。そういう意見を blanket statement と言います。

ブランケットを体全体に掛けるように、物事全体を捉えたような意見。でも、「足元に掛かってないよ」っていうね。そういうことです。

訳としては、「包括的発言」ですかね。ちょっと固いですね。「一般論」「固定観念」でもいいかもしれません。あるいは、「十把一絡げ」という言い方もあります。

ただ、blanket statement は statement なので、表現しないとステートメントにはならないですから、「一般論」とか「固定観念」はそのへんが違いますね。文脈次第ですけど。

ちなみに、「一般論」は generalization、「固定観念」は stereotype という単語があります。

blanket statement はどちらかというと、ネガティブな表現ですね。決めつけられた側からすると、あまりいい気分はしないですから。でも、つい言いがちなので、私も、blanket statement、気を付けたいと思います。