biannual, biennial, semiannual の違い
biannual、biennial、semiannual。
この三つの単語、すべて形容詞なんですが、スペルも発音も似ていて紛らわしいですよね。しかも、意味も似ているので混同しがちですが、違うものなのでこの機会に覚えてしまいましょう。
biannual の意味
まず、biannual(baɪænjuəl) です。カタカナで書くと バイアニュアル ですね。
このbiannual、bi と annual に分解できます。
bi は「二つ」という意味の接頭語で、例えば、二か国語を話す人を bilingual と言いますね。 あと、自転車のことを bicycle といいますよね。車輪が二つありますから。
それから、 annual なんですが、これは「一年の」という意味です。例えば、annual income で「年収」という意味になります。
で、bi と annual を一緒にしたのが biannual なんですが、要するに、「二つ」と「一年」を一緒にして、「年二度の」という意味になります。
ただ、ややこしいことに、この biannual、「年二度の」という意味だけではなくて、「二年に一度の」という意味もあるんです。なぜなのかはわからないんですが、そうなんですね。
ですから、どちらの意味かというのをその都度文脈で判断しなきゃいけないということになります。面倒ですが仕方ありません。
でも、混同したら大変なこともあるじゃないですか。「一年に二度の」と「二年に一度の」って全然違いますからね。そこで、biennial と semiannual の出番です。
biennial と semiannual の意味
biennial(baɪeniəl)は「二年に一度の」という意味、
semiannual(sɛmiænyuəl)は「一年に二度の」という意味になります。
ですから、biennial と semiannual を使えば間違わずに済むわけで、biannual いらないじゃないか、という気もするんですが、そういうわけにもいかないんでしょうね。
とりあえず、biannual、biennial、semiannual を覚えていただいたと思いますが、これで終わらないんです。
biyearly、semiyearly、half-yearly の意味。
biyearly という形容詞があるんですが、これ、どういう意味かといいますと、biannual と同じです。「年に二度の」という意味と、「二年に一度の」という意味があります。ややこしいところも同じです。ちなみに、yearly は「年に一度の」という意味です。
それから、semiyearly という形容詞があるんですが、これは「一年に二度の」という意味です。semiannual と同じです。
ちなみに、semi は「半分」という意味の接頭語です。準決勝のことを semifinal といいますよね。その semi です。
あと、half-yearly という形容詞があります。これは「半年ごとの」という意味です。yearly の half ですからね。ちなみに、half-yearly と、ハイフン(-)がつきます。
ややこしいですよね。ややこしいですが、覚えましたか。
まとめ
おさらいをしましょう。
biannual と biyearly は「二年に一度の」という意味と、「一年に二度の」という二つの意味があります。
semiannual と semiyearly と half-yearly は「一年に二度の」という意味です。
biennial は「二年に一度の」という意味です。
以上です。とてもややこしいですが、覚えたと思います。良かったですね。では、今日はこの辺で。